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ピロリ菌の除菌薬は、吐き気を催すことがある?

   

ピロリ菌の除菌薬は、吐き気を催すことがある?

ピロリ菌の感染により色々な病気が引き起こされることが分かり、最近ではピロリ菌の除菌が勧められるようになってきました。

しかし、除菌の薬で吐き気が出るという話も耳にします。

除菌の薬で吐き気が起こったときには、どうしたらよいのでしょうか。

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ピロリ菌を除菌する薬で吐き気が出るって本当?

吐き気は軽いものでも不愉快ですし、ひどいと大変つらいものですが、ピロリ菌を除菌する薬で吐き気がでることがあります。

その程度は、胃に不快感を感じるくらいで済む場合もあれば、胃の内容物を全部吐き出してしまう場合まで、人によって様々です。

ピロリ菌除菌の薬では、胃酸の分泌を抑える薬と2種類の抗菌薬とを組み合わせて使います。

その投与量は、たいていピロリ菌除菌以外の目的で使うときの倍の高用量です。

このため通常での使用より吐き気が起こりやすくなっていると考えられますが、実際に吐き気や嘔吐を起こす人は100人に1人程度です。

ピロリ菌の除菌の薬を飲んだからと言って、必ず吐き気が起こるわけではありません。

普通吐き気があるときには、ナウゼリンやプリンペランという吐き気止めの薬を使うことがあります。

ところがピロリ菌除菌の薬で起こる吐き気に対しては、吐き気止めは使用しないことが多いのです。

吐き気止めには消化管の運動を亢進する作用があり、これが胃の中の環境を変えることでピロリ菌の除菌効果に影響を及ぼすと考えられるためです。

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ピロリ菌を除菌する薬で吐き気以外の副作用はあるの?

吐き気以外にも、ピロリ菌除菌の薬によって起こる副作用はいくつかあります。

最も多いのが軟便や下痢です。

除菌の薬に含まれる抗菌薬によって、腸内細菌のバランスが崩れるために起こります。

軟便や下痢は、除菌薬を服用する人の約1~2割に現れますが、ほとんどの場合は軽い下痢ですむので、薬の服用はそのまま続けることになります。

日常生活に支障が出るほどひどい下痢のときは、医師に連絡して服用中止の相談をするとよいでしょう。

発熱や腹痛、血便を伴う下痢の場合は、医師の指示を待たずに服薬を中止した上で医師に連絡します。

発疹や蕁麻疹、かゆみや皮膚の赤みなどの皮膚症状も、これに次いで多く見られる副作用です。

除菌薬を服用する人の1割弱の人に見られます。

除菌薬の服用で起こる皮膚症状は、薬に対するアレルギー反応の結果出ている可能性があるので、すぐに医師に連絡して薬の服用を中止するべきかの判断を仰ぐ必要があります。

味覚異常も100人に1人程度の割合で起こり、食べ物の味を苦く感じたり、金属の味がするようになったりします。

が、特に健康上の問題はないので、このような症状が出ても薬の服用は継続して差し支えありません。

ピロリ菌が原因の病気って?吐き気があったら除菌すべき?

ピロリ菌の除菌が勧められるようになったのは、ピロリ菌が原因で様々な病気になることが分かって来たからです。

ピロリ菌は胃の粘膜にすみつくため、ピロリ菌によって引き起こされるのは胃の病気が多いです。

慢性胃炎や萎縮性胃炎、胃潰瘍・12指腸潰瘍、機能性ディスペプシア、胃ポリープ、胃MALTリンパ腫、胃がんがその例として挙げられます。

また最近では、ピロリ菌の感染が胃の病気以外にも関係していることが分かってきました。

特に強く関係が指摘されている病気には、突発性血小板減少性紫斑病、鉄欠乏性貧血、慢性じんましんがあります。

また、心血管系疾患や自己免疫疾患、肝胆膵疾患、神経疾患などでも、ピロリ菌感染の関与が示唆されています。

このようにピロリ菌の感染が原因となって多くの病気になる可能性があるため、感染が判明したら時期をみて除菌を行うのが望ましいでしょう。

除菌の薬で吐き気がでたら、除菌治療をやめたくなりますが、治療の中断は除菌に失敗するばかりか、除菌しにくくなる可能性があります。

我慢できる程度の吐き気なら、除菌の薬は続けた方がメリットが大きいと言えます。

吐き気が強くて除菌治療を中断したとしても、また2次除菌という道が残っています。

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